特別な嗜好をもつ人々


<プロローグ>
    ラバーメイド/2号ことS子の、魅惑的なラバー・コルセットにまつわる、ある調教日の顛末です。

   当初、簡単な注釈を添えた、数枚の画像をお送りするだけのつもりでしたが、

   かなり長文の「調教手記」と「告白文」に変更させていただきました。
 
   と言いますのも、編集作業中に気付いたのですが、私達にとっては普通と思われる行為でも、

   同好の志ではない方々には、過激すぎる内容と画像だと気付いたからで、

   その背景をお話しておいた方が、私達のセクシャリティー をよりご理解いただけ、

   画像内容もご納得いただけるかも。 と思ったからです。

    手記は画像番号順に沿って書いたつもりですが、 話の内容によってはかなり前後しますので、

   読みづらいかもしれません。
 
   そして、彼女達に自ら書かせた告白文を入れました。それぞれの心情を吐露していて、興味深いと思います。

   また、画像はビデオからキャプチャーしたものなので、あまい画質もありますが、どうかご容赦ください。


1)『ポーズする女社長』  …ゲストルームのかたわらで、婉然とポーズを取るS子。
 <S子のプロフィール>
   日本生まれ日本育ち、ドイツ系ハーフの42才。
      日本人ばなれの顔立ちながら、方言を駆使したしゃべりには違和感がありますが、プロポーションは
   なかなかのものです。 父の興した輸入家具販売会社を継ぎ、10年ほどで店舗を3つにしたほどの
   辣腕の美人経営者です。会社ではワンマン社長として、数十人のスタッフをあごで使うほどの気の強さも、
   プライベートや調教時は、普段とは想像出来ないほどのM女に変身。 
   まるで、日頃のストレスを調教によって、解消しているかのようです。
    私達の会は、金銭的なつながりや、これといった決まり事は一切なく、単に私的な同好の集まりですが、
   3人(現在は最近入会したJ子を入れて4人です。)の女性と8年も続いているのは、そういった制約が
    ないせいかもしれません。 唯一有るとすれば、8年前から現在に至るまで、調教は1ケ月に一人と
   決めていて、原則、1対1で行うことくらいでしょうか。 私達にはみな正業があり、会はあくまでも
   プライベートなので、月に1度がせい一杯で、また一人以上は、体力的に無理だからです。
   結果、3ケ月に1度しか、調教日が回って来ないと不平を言われますが、現実的にとても無理なのです。
   でも、逆に間隔が開いていることが、長続きの一因かも知れません。 
    また年に1回ほど、慰安旅行を兼ねリゾートホテルなどでセッションを開催します。
   (もっとも、最近はS子所有の山荘で行うことが多くなりました。)
   その際は、彼女達の誰かが責め手になりますが、みな被虐側の方がいいようです。
    最初の頃はお互いに、ライバル意識を持ち、敵愾心すら感じられましたが、やがて気心が知れ打ち解けると、
      「私達、奴隷妻の三人姉妹みたいね。」と、冗談まで言うほど、仲が良くなりました。
    主な調教場所は私の家で行います。 3代目としてたいした遺産はありませんでしたが、家屋敷だけは
   かなり大きな洋館を継ぎましたので、結婚を機に妻のメイド部屋や調教室と、地下室の一部を改造して
   メイド用の調教部屋を作りました。
    2階のゲストルームに入ると、珍しくラバーでない、キャットスーツに身を包んだ、S子が待っていました。
    いつも何かと、奇抜な衣装を披露する美しい女社長ですが、一番に目を引いたのは、フリルの付いた
   黒いラバーの、素敵なハイバック・コルセットでした。 ウエストをかなり引き絞っているのか、
   すばらしいウエスト・ラインです。
   『ほぉ〜、ピンクの作業着に、ラバー・コルセットか?』 …私が作業着と言ったのには、訳があるのです。
   S子は今では、メイド達の中でも一番のラバーフェチで、盛夏以外は、年中ラバーの下着類を付け、
   冬期にはコートの下に、フルファッションで外出するほどのラバー狂いですが、 私と出会う前は全く
   ラバーとは縁がなく、最初の頃は勧めるままにキャット・スーツ(全員で着回しが出来るのです。)で
   満足していました。 しかし次第に、通常の下着のように、ラバー・ブラ、パンティ、ガードル、
   ストッキングなどをベースにして、スカート、ドレス、ジャケットなどと、重ね着するようになりました。
   そして同じ全身を包むにしても、キャット・スーツは安直だとか、まるでツナギの作業服みたいで
   品位に欠けるわ。などと、偉そうな口をきくようになったのです。
    …私の辛口の批評は、聞こえなかったかのように、笑顔で近づいたS子は、しなやかに両腕をからめ、
   「ああ〜、御主人様、お逢いしたかったわ。」 …かぐわしい口を寄せ、しなやかな舌を絡めて来ます。 
   ラバーメイド達は現在では、妻のN子の前でも、私にハグやキスの挨拶は平気です。 
    …もっともさすがに、恋人キスはしませんが。  …しばらくの抱擁に満足したのか、
    S子は、私のからだを両手で軽く押しやり、
  「作業着だなんて、ひどいわ! コルセットが引き立つよう、かわいらしい色目のピンクにしたのに!
   …でもさすがに暑いから、いつもの赤いラバーじゃなく、PVCのキャットスーツにしちゃった。 
   …だからあなたに、きっと、何か言われると思ったけどね。 …ウフフッ。」(注:9月中旬でした。) 
   年齢が比較的近いS子は、調教日だというのに、主人の私にタメ口をきく癖があります。
    「今日のファッション、…いかが?」 …いかにも自慢ありげに、クルリと回転してみせるS子。
   大好きな真っ赤な、5インチ・ヒールの編み上げニー・ハイ・ブーツ。首にはS子定番の、幅広・ラバー製
   ポスチャー・カラー。 大輪のリング・ピアスに、私好みの濃いメイクと野性的なウイッグです。 
   もちろん、彼女が今日一番アピールしたかったのは、前述のフリル付きラバーコルセット(JAZZY FASHION)
   でしょう。 光沢剤でテラテラ光る、肉厚の黒いラバー製コルセットは、何本もの強力なスチールボーンが
   仕込まれたハードさも、すそのフリルがエレガントに見せています。
   それにしても、フェティッシュ・モデルよろしくポーズを取る左手首には、すでに手錠を嵌めていて、
   調教の準備しているほどの、気の入れようです。
   そしてテーブルの上には、S子自慢のボンデッジ・グッズが詰まった、革のボストンバッグが鎮座しています。
 <ショップ情報>  http://www.jazzy-shop.com/
 
 2)『神妙な女奴隷に』 …大好きな猿轡をされて、はや奴隷女に変身したS子。 フリル付きコルセットが見事です。
 
   3ヶ月ぶりの調教という事で、かなりハイになっていたS子ですが、「メイドの誓い」を述べさせ、後ろ手に
   手錠を掛け、一つ目の8バックル・革製ギャグで猿轡した途端、いつもの神妙な奴隷女になりました。
   それまで笑って会話を交わしていたのが嘘のようです。 S子は驚くほど、猿轡に反応するのです。
   「ワタシ、口を塞がれるのが大好き! (サ・ル・グ・ツ・ワ) って言葉、聞いただけでドキドキしちゃう。」
   と、言うほどのマニアぶりです。 ネットで変わったギャグを見つけては、私達に披露するのです。
      調教日に、3つも4つもバッグに入れて来るのは、メイドの中でも彼女くらいでしょう。
      S子がこのような猿轡マニアになったのは、幼少のある体験が、もとになったかもしれないそうです。
   小学校低学年から家庭教師がついていたそうで、何にでも納得がいくまで、質問責めにする子供だった彼女。
   ある日いつものように、質問責めにされた女教師は、「ドリルが終わるまで喋らないようにね!」と、
   なんと、彼女の口にビニールテープを貼り付けました。 お茶菓子を運んで来た母親は少し驚きましたが、
   いつもと違って、おとなしく勉強してる娘を見て、黙って出て行きました。 女教師はその日以後、
   テープを貼ることはありませんでしたが、S子は一人で勉強する時、よく自分の口にテープを貼ったそうです。
   ある時それを見た母親には、「このほうが落ち着いて勉強できるの。」と、答えたそうで、ノーマルな母親は
   別に疑いもせずにいましたが、S子は幼心にも、妙なときめきを感じたと、記憶しているようです。
   その後、大学までエスカレートの神学系女学校に進んだ、中等部二年の時に、偶然書店でSM本を
   見つけたとき、身体に電気が走るほどの衝撃を覚えたそうです。以後通販で入手した、SM本を読みあさり、 
       この世界の空想に、はまるようになったのです。 しかし成績が下がり始め、高等部に進級するために、
   意思の強かったS子は、これらを封印しました。 高等部に入ると、健全な女学校生活を満喫するようになり、
   女子大生になった頃には、中等部時代の心身を乱した、耽美な世界を、すっかり忘れてしまったのでした。
  3)『調教グッズあれこれ』 …メイド共用のウェア、グッズは、マメな手入れ(消毒等)が必要です。
       特にラバー製品は、高温、低温に弱いので、温度管理に気を使います。
      夏場のエアコンは、常時稼働が必要です。 
      また近年メイド達は、マイ・ウェア、マイ・グッズ、マイ・シューズを持つようになり、
      「供託品」(下記に詳報。)の使用は、減る傾向にあります。
 
    私の家は中庭をはさんで、東棟と西棟があり、中央北側にある玄関ホールから、約10メートルずつの
   渡り廊下が、およそ90度の角度で両棟につながっていて、その渡り廊下からも中庭が見渡せます。
    調教も最初の頃は、私が全てをセッティングしていましたが、回を重ねるにつれマンネリ化したので、
   彼女達と話し合った結果、「調教レシピ」なるものを、提出させる事にしました。
    本来調教の内容は、被虐者には判らない方がよいのですが、そうも言っていられない状況でした。
    それには、調教日時、場所、衣装、グッズ、手順などが詳しく記載されていて、私はレシピに沿って調教を
   行えばよい訳ですが、やはり被虐者が、オーガズムを迎えないと終わらないので、なかなか難しいのです。
    地下の準備室には、多くのラバー衣装やボンデッジ・グッズ類が収納されていますが、これらは私が
   入手した物もあれば、彼女達の「供託品」もあります。「供託品」というのは、調教日にそれぞれが自前で
   持ち込んだ衣装やグッズを、終了後預けていく事を言います。そして供託された品は、ほかのメイドや私が
   自由に使用出来る訳で、その管理は妻のN子の仕事です。 自分だけに使用、または自宅で使いたい場合は、
   持ち帰れば良いのです。 また調教は、たいてい週末の午後に行ないます。 
   その日も、時刻の1時間半前にS子はやって来ました。 出迎えたのは妻のN子だけで、二人はおざなりの
   挨拶を済ませると、S子はそそくさと、勝って知ったる西棟二階の、ゲスト・ルームに消えました。 
   メイド達は、ふだんとても仲がよくなったと言いましたが、調教当日は、さすがに気まずいらしく、
   親しげな会話はおろか、お互い目も合わさないくらいです。
    後ろ手に手錠を掛けたS子を、引き立てて階段を下り、一階の書斎前から渡り廊下へと進みます。 
   北側玄関ホールへと通じる、渡り廊下に入った途端、S子の歩みがやけに遅くなりました。 
   中庭に面する渡り廊下の上半分はガラス張りなので、晴れた日なら、中庭から注ぐ光で明るいのですが、
   調教日はブラインドやカーテンを、閉め切っているため、かなり薄暗いのです。
  『この女スパイめ、…もっとキリキリ歩かないか!』  …私は叱咤と同時に、ヒップを平手でスパンクしました。
  「ウグッ、ウッ。」  …S子はつまづきながらも、やや足早に歩き始めました。 カツン、コツ〜ン、カツ、コツ。 
   床は全館フローリングなので、ピンヒールの硬い音だけが、静まり返った家中に響きます。
  「調教レシピ」には、その日、どのようなシチュエーションで行うかを、書いてある場合もありますが、
     記載がない時は、とっさに思いついた役割を与えると、メイド達はアドリブで、呼応するようになりました。
   例えば、誘拐された令嬢、だまされて呼び出しされた世間知らずの人妻、不当な残業を命じられた社長秘書、
   はたまた今日のS子のように、重要機密を探りに来て捕まった、女スパイなどと、まるで安物18禁ビデオの
   内容ですが。 …いい年をして、バカなロールプレイングをしているとお思いでしょうが、以外に調教の主従
   には、なんらかの役割演技があった方が、お互いに乗りやすいと気付き、今日まで実践しています。 
   それにメイド達も、結構楽しんで乗って来ます。  ゲストルームで、S子の後ろ手に手錠を掛ける際、
  『お前は一体、何を探りに、この屋敷に忍び込んだのだ!』  …突然の私の問いかけに、
  「エッ? …何をって?」と、一瞬うろたえたS子でしたが、すかさず
  「…ワタシは何も、探ってなんかいないわ! …ワタシはフェティシュ・モデルよ。 …この屋敷で催される
   ボンデッジ会のゲストに、呼ばれただけだもの。」 …アドリブにしては、なかなかの切り返しです。
  『モデルだと? …モデルにしては、ちと、董(とう)が立っていると、思うがな?』  …左手でS子の両腕を
   わしづかみしながら、右手であごをグイと押し上げ、まるで時代劇調に聞き返します。
  「失礼ねっ! 私のどこがモデルでないとおっしゃるの?」…気位の高いS子は、本気で怒ったような表情です。
  『モデルにしては、理知的だ。本当の身分を白状しないと、痛い目に遇うぞ!』  …これでは三文時代劇です。
  「ワタシは(株)○●◎の社長よ。3ケ月ぶりにボンデッジ調教を受けに来たの。」  …そのままじゃないか!
  『嘘をつくな! お前は確かに利口そうだが、れっきとした○●◎会社の女社長が、SM会などに来るものか!』
  「そんなに信じないんなら、専務の○□に電話してみるといいわ! 今頃本社にいるから。」  …オイオイ。
     S子は私の女スパイ話から、実際の女社長秘話に変えてしまっています。 …これはこれで、面白そうですが。
   私はS子のバッグから、彼女の携帯を取り出し、○□専務にTVコールを掛けました。 …彼が出ると保留にし、
  『どうしても、○●◎会社の社長と言い張るんなら、TV電話で確認してみろ。』と、彼の保留画面を見せると、 
  「チョッと、ヤメテェ!」 …本当に驚いたのか、大声をあげた顔は引きつっています。  …携帯を閉じました。
  「フゥ〜、 モゥ、本当に電話するとは思わなかったわ! …あなたには、逆らえないわね。 
    …わかりました。…ワタシは、本当はドイツの女スパイよ。」 …これで元に戻せました。
  『手間を取らせたな、この女スパイめ! 続きは地下の拷問室で聞こうか!』と、一つ目の猿轡をはめたのでした。
 
4)『監禁されるN子/フロント』  …本日の「監禁の衣装」に身を包み、たたずむN子。
  
   メイド達との寸劇は、毎回盛り上がるわけではありませんが、非日常的で結構楽しいものです。
   しかし、今日はゲストルームでS子と「女スパイ」ごっこを演じている時も、ずっと妻の事が気がかりでした。
   薄暗い渡り廊下で、S子の歩調が遅くなったのを叱りつけた時、彼女は調教の言動と思ったでしょうが、
   あの時は、…彼女には申し訳ないのですが、本当に焦って叱りつけていたのでした。 
 
        …話は約2時間前にさかのぼります。
    私は西棟一階の書斎で、N子からS子の持参した「調教レシピ」を受け取りました。 レシピには封がしてある
   ため私以外は見れません。N子は手渡すと無言のまま、東棟一階にある自分のメイド部屋に下がって行きました。
      結婚して6年近くにもなり、調教回数も、のべ数十回以上になりますが、当日は決まって無口になるのです。 
   …なかなか慣れないものですね。 私はS子の「調教レシピ」に目を通します。 2枚の便せんには、戦略的な
   経営者らしく、緻密ながら、判りやすい内容が、きれいな万年筆の字で、書き込まれています。
   一番若い3号のY子が、ワープロ・プリントしてくるのと違い、S子はいつも手書きです。
   しかしいずれのレシピにも、毎回彼女達の意気込みがヒシヒシと感じられます。 前に調教内容は、被虐者に
   判らない方がよいと言いましたが、たまにしか受けられない調教に、自分がいかに責められたら効果的かを、
   何度もシュミレーションして来る「調教レシピ」の方が、テンションが上がるのかもしれません。 
    今日のS子の「調教レシピ」には、「供託品」からの使用グッズは、ナインテール鞭(九尾の鞭)としか
   書いてありませんので、他の衣装やボンデッジ・グッズは、すべてS子の持ち込みという事になります。
   私は基本的に、レシピに沿って調教を行いますが、必ずしもその通りにしなければならない訳ではなく、
   毎回ある程度、変更ないしはアレンジします。 …主人の特権ですね。 私はアレンジしたい場面も含め、
   頭の中で2、3回シュミレーションします。 調教時にまごついて、彼女達が一生懸命練って来た計画を
   台無しにしては、気の毒だからです。
    約1時間後、東棟1階のメイド部屋となりの、N子専用の調教室に入ると、妻はメイクを終え、今日の
  「監禁の衣装」もほとんど着終わっていました。「監禁の衣装」とは、メイドが地下で調教を受けている間、
   妻のN子はここで監禁されるのですが、その衣装全般の事をいいます。 本日調教を受ける、S子の出で立ち
   (衣装)が判らないのと同じく(レシピには書かれていないのです。)、N子の衣装も私は知らないのです。
   これは彼女達が私に見せる、一種のサプライズなのですが、根底にはメイドどうし、女の意地を掛けた
   強烈なライバル意識にあるようです。 
        ここで結婚後もなぜ、このように調教が継続しているのかを、簡単にお話しておいた方がいいでしょう。
 
     …さらに6年前にさかのぼります。
    婚約後、N子が子供を産めない事が判った時、彼女の方から婚約解消の申し出があり、付き合っていたS子
   ないしは、Y子と結婚するように。と言って来たのです。 もちろん、そんな無茶な要請は却下し、婚約解消の
   件は、なんとか翻意させました。 私が常々子供が欲しいと言っていたからなのですが、人が結婚するのは、
   そのためだけではないはずです。 メイド達とは出来る限り、等分に接するようにして来たため、N子は、
   私が S子やY子と結婚してもおかしくないと、思っているようでした。  …私のN子に対する気持ちは、
   彼女も十分に理解しているはずなのですが…。 また彼女には変にストイックな面があり、
   結婚して私を独占するより、結婚前の境遇を、持続させたいと考えているようなのです。
   そして結婚の条件として、メイド達の調教時に、自分と同じようにセックスを容認するというのです。
   普通では考えられない事なので、真意を問いただすと、彼女なりの苦慮の末、ひねり出した妙案らしく、
   つまり気心の知れた、S子やY子の子供を養子にと、考えたらしいのです。 …確かに一考の余地がある案かな?
   とも思いましたが、私は結局首を縦に振りませんでした。しかし、N子は頑としてこの条件を撤回しない様子です。 
    …そこで私は妥協案を出しました。 N子としか結婚する意思がない事と、子供は諦める事。 
   そして、彼女達とセックスするには、避妊手術を受けさせる。というものでした。 私はもともと結婚をしおに
   この会を解散するつもりでした。 …うまく行けば、これでN子とだけの落ち着いた生活に戻れる。
   と、 …その時は、そう思っていたのです。
    この通達は、翌週、メンバーをシティーホテルに集め、伝えました。 
   私達が婚約した事。N子のたっての提案で、今後も主従交遊会は続けられる旨。そして、避妊手術を前提に
   セックスも可能な事などです。 もちろん私は、避妊手術のメリットやデメリットをよく説明しました。 
   簡単かつ安全なので、世界中で広く行われている手術ですが、ほとんど元に戻せない事。などをです。
   彼女達は、私達の仲を予期していたようで、婚約を祝福してくれましたが、同時に主従交遊会は消滅すると
   思っていたのでした。 そして、会の継続とそれに続く爆弾告知には、正直大喜びするものの、
   すぐにはどう対処したらいいか、決めかねていました。 …それは当然の反応でしょう。
    しかしその後、S子、Y子とも避妊手術を受けたと聞き、愕然とし、自分の考えの甘さをのろいました。 
   彼女達が決めた事とはいえ、私にも責任があるのです。 …これで彼女達とは、一蓮托生となってしまいました。
    また調教時の、妻の居場所を考える必要がありました。 独身時代は、メイド達とラブホテル等に行く事も
   できましたが、結婚後はそうもいかなく、最初はN子を外出させましたが、かえって居たたまれないらしく、
   彼女みずからのの要望で、メイド達の調教の間、家中に「監禁」する事で落ち着いたのです。
 
5)『監禁されるN子/リア』  …2代目貞操帯を装着した直後のN子。
    
    …私に引き立てられ、メイド部屋となりの、N子用調教室に入るS子。
 
<S子の告白>
   「どれどれ、今日はN子さん、いったいどんな風に拘束されてるのかしら?」 …猿轡の中でつぶやくワタシ。
  「ワァオ! …すっごい。」 …部屋のほぼ中央で、両足をやや開いて立つN子さんを見て、言葉を失ったわ。
   だって、いつも厳しい拘束姿を見せつけてくれる彼女ですが、今日のは一目見て、特別だと思ったの。
   …細身のからだ全体を、黒光りするキャット・スーツに身を包んだN子さんは、赤い革錠で二の腕と手首を
   後ろ手にきびしく拘束され、超幅広の首輪を、天井から赤い鎖で繋がれているのに加え、竹馬のように細い
   ヒールのボンデッジ・バレー・ブーツを履かされているのですもの!  ※7インチ・ヒール(18cm)の
        ボンデッジ・バレー・ブーツは、ふつう両手が自由でも、立っているのがやっと。というのに!
     (※後日、早速入手した同じブーツを履いた時の感想です。 …でもワタシのは、ヒールが19cmもあったわ。)
       しかも、おニュウの赤黒コンビのラバー・バックル・コルセットを嵌めたウエストの細さ! ワタシだって、
   今日は自慢のラバー・コルセットを思いっきり引き絞ったのに、さらに細いなんて! …マイッタわ!
   え〜っと、顔にはお気に入りの、赤革のハーネス・ギャグに、 …今日はめずらしく目隠しされてるわ。
   …いつもワタシがジロジロ見るものだから、N子さん、恥ずかしそうにしてたけれど。 …それでかしら?
   鼻吊り金具はいつものゴールドね。 ヘ〜エ、けっこうきびしく吊ってる感じね。 …ガンばっちゃて。
   でも、いくら気に入ってるからといって、かなり革がくたびれてるわよ。 …新しいのに替えてもらいなさい。
      さて、さて、猿轡は? エ〜ッ、ビット・ギャグだけ? …猿轡に関しては、ワタシの方がぜんぜん上ね。
   …それにしても、4歳年下とはいえ、カワイイわN子さん。 …ワタシだって、負けてはいないけれど。
   …メイクがうまいのかしら? そうよ、きっと、ポニーテールが若く見せてるのよね? 
   ピンクの小花を頭に刺しているけれど、かんざしのつもり? …どういう意味かは、わからないけれど。
   して下半身は? まぁ! 今日も例の貞操帯を付けてるの? …ワタシに強制プレイ帯を取られて、今でも
   恨んでるのかしら? ヴァギナにアタッチメントまで付けて…。 エッ! 嘘ォ! …まさかこれって?
   一番太いアヌス拡張栓? 参ったわ! …でも、こうまで完璧に決められると、逆にイヤミね。 
   ハイ、ハイ。 …アヌス拡張に関しては、あなたが一番よ。 …今のところはね。
   …それにしても、この体制で微動だにしないわね。 …よほど下半身を鍛えたわね? N子さん、3ヶ月前は、
   こんなに腿(もも)太かったかしら? …女のワタシが見ても、ほれぼれするくらい良いバランスだもの。
   くやしいけど、ワタシももっとジムで鍛えなきゃあ。 おっと、のんびり眺めてる場合じゃないわ。 
   …え〜っと、何か目新しい物は? アッ、あった! ラバーのボンデッジ・フードを買ってもらったの?
   ヤダッ、これみよがしに、しっかり光沢剤塗ってあるじゃない! …目の部分がメッシュになってるのね。 
   ファスナーの上から編み上げか。 あれは? 脱着式のポニーテール・チューブ? まぁ、N子さんにしては、
   めずらしくハードなディルドー・ギャグまで付けられるようになってのね。 …ウ〜ン、なかなかヘビーな
   ラバー・マスクよね。 …ウフフッ、マスク・フェチの彼女らしい。 …でも、いつも黒が好きな彼女が、
   赤いラバー・マスクだなんて! …ねぇ、ちょっと、これって、ワタシに対しての挑戦?
 
 <主人のコメント>
    ○N子が強制プレイ帯をとられて……とありましたが、それは結婚祝いとして、メイド達に私達の秘蔵品を
    プレゼントした際に、S子が特に希望して獲得したものでした。(N子のアヌス拡張用の愛用品でした。) 
    彼女達に婚約発表した時、N子が妻になっての夢が、私に「アナルコイトスしてもらう事!」などと
    うっかり口を滑らしたことから、負けず嫌いのメイド達を刺激したのです。
   ○S子はもともと赤色が大好きで、特に最近は赤専門といってもいいほどなのは、皆が知っていました。
    またN子は黒が好きですが、S子ほどのこだわりはないのです。あれはたまたま、目と鼻孔穴のみ開いた
    赤いプレーン・フードがあったのを、ボンデッジ・マスク風に私が作ったものでした。
 
6)『監禁されるN子/リア・クローズアップ』  …T字ベルトで止められた、直径2インチのアヌス拡張プラグと
         各種アタッチメントの数々。 本来、ラバー・フェテッシュを主体にした調教をめざしているのですが、
    昨今のメイド達は、どちらかというとアヌス拡張に関心があるのです。 それは上記にも書きましたが、
       N子の失言に端を発しています。 セックスレスの替わりに、グッズを多用していたせいもありますが。
    硬質樹脂製拡張プラグは、1〜2インチまで5段階のプラグを選べ、シリコン製に比べ安価です。
    先端にガス抜き穴が開き、長時間の装用にもお腹が痛くならないので、メイド達は皆これを使っています。
       MY-STEELのステンレス球は無垢なので、非常に重く、500g、1Kgもあります。
 
        N子の今日の「監禁の衣装」は、黒を基調としたラバーのフル・ファッションです。
   光沢剤を塗った黒色のキャットスーツに、赤いトリムが映える4バックルのラバーコルセットが(SIMON)、
   良いアクセントになっています。 私の助けがないと装着出来ない拘束グッズが脇に並べられていました。
   前述のS子が持っていった、強制プレイ帯の替わりに作ってやった、2代目貞操帯です。
   革製のダブル・ディルドーベルトを改造したもので、本格貞操帯を作っている(MY-STEEL)のステンレス・
   球状ディルドーや、硬質樹脂のアヌス拡張プラグ・キットを、装着出来るようになっています。
   腰骨の上で強く、革ベルトを施錠すれば、まずはずす事は困難です。 N子はアヌス拡張用途を望んだので、
   ヴァギナ部は穴を開け、スナップ・ボタンでラバー・ディルドーを脱着できるようにしてありますが、
     今日はそれも準備しています。 シリコン・ローション(Pjur/ピュアー)も、たっぷり塗布してありました。
  『今日はまた一段と気合いが入っているようだね?』  …私の問いにも答えず、何か思案に夢中の様子です。
  『…気が向かないなら、今日はここをスルーしようか?』  …地下の調教部屋に降りる前に、引き立てて来た
     メイドに、「監禁の衣装」を着たN子をお披露目するのが、いつもの順路でした。
  「えっ、何かおっしゃって? …ごめんなさい、何を履いたらいいか決めかねていて、気付きませんでした。」
     …そうでした。N子はいつも、着ていく服や靴などを、あれこれ迷う癖がありました。 
   見れば、足もとに何足ものブーツやピンヒール・シューズが置いてあります。
  『いや、気が向かないなら、ここの順路をスルーしても、と思ったんだがね。』  …もう一度たずねました。
  「そんな事したら、S子さんがっかりしますわ。 …私もですけれど」  …な〜んだ、私の思い過ごしでした。
  「S子さん、今日はすごいコルセットを見せるわ。って、メールを送ってきたのです。」  …いつになく、
        N子が気張っている理由が、ようやく判りました。 …S子はよほどコルセットを自慢したかったのでしょう。
      …普通「調教レシピ」の内容は、私にさえ事前には教えないのですから。
  『じゃぁ、今日はメイド/1号として、気概をみせないとなっ!』  …赤黒コンビのラバー・コルセットは、
     すでに自分で5cm程開けて締めていましたが、私は紐をほどき、ギュッとフルクローズにしてやりました。 
     …私も鈍感でしたが、私の心配をよそに、女の闘いをしていた妻に、苛ついた気分も加わっていました。
  「うっ!」 …N子は一言うめきましたが、耐えています。 …たぶんウエストは50cm台前半でしょう。
      もしかしたら、50cmを切っているかもしれません。
  「やはり、今日はこれにしますわ。」と、ヒール高7インチある、ボンデッジ・バレー・ブーツを履くつもりです。
  『オイ、オイ、それはいくら何でも無理だろ?』  …私は「監禁」する際、両手を後ろ手に拘束するからです。
  「ご心配なく、大丈夫ですから。 …実はわたし、今日はそこのかわいい、ポイント・バレー・シューズを
   履くつもりでしたの。 …でも、やはり長時間ですから、足首をホールド出来るアンクル・ブーツにします。 
   …最近いつも練習してましたから。」と、さっさと履き、慣れた手つきで紐を締めてゆきます。
   履き終わると、以前見たぎこちなかった動きと打って変わって、すばやい歩行と小刻みな反復横跳びを
   披露したのです   …確かにN子の言う通り、ボンデッジ・バレー・ブーツを履き慣れた動きでした。
   <ショップ情報>  (SIMON)http://www.latex.at/content/en/index.html
              (MY-STEEL)http://www.my-steel.de/shop/
 
7)『鼻吊りを待つS子』  …「調教レシピ」通り、調教部屋に到着すると、1つ目のギャグをはずし、
      しばらく女スパイを尋問して、2つ目のギャグを「調教レシピ」通りに締めてやります。
      この黒いラバー・ギャグは本来、1つ目と同じく、内側にラバーボールのギャグが付いていましたが、
           S子のたっての依頼により、送気球チューブが脱着できる、インフレイタブル・ギャグに改造しました。
                                      (※インフレイタブル:送気によって膨張する。)
      見た目も非常にハードになったと、S子は大喜びでしたが、けっこう大変な作業でした。 
      鼻吊り金具は、メイドそれぞれに作ってやるのですが、S子はやはり、赤色フック持って来ました。
  
        シリコン剤を塗ったアヌス拡張栓を、N子が自分で装入するのを待って、革製貞操帯を装着し、両脇ベルトと
      Tバックベルト3カ所に施錠します。 続けて初期から使っている、赤革のヘッド・ハーネスを取り付けます。 
   このハーネスの猿轡部分は、スナップ・ボタンで、いろいろなギャグを取り付けられるようになっていて、
   穴開き玉や大玉のギャグも可能ですが、メイド達にお披露目時には、細いビット・ギャグを使うことが多いのです。 
     …私の見栄なのですが、その方が妻は美しく見えると思うからです。
   次に肝心の鼻吊り金具で鼻を吊り上げます。 …最初メイド達は、一様にこの「鼻吊り」を嫌がりました。
   確かに鼻をいじられるのは、男女問わず嫌なものでしょう。 ただ私は、彼女達の豚鼻を見たいのではなく、
   外人のような美しい鼻を演出したいのです。また鼻は軟骨なので、吊り方によっては鼻が高くなる事があると
   聞き、それらを話すと、前ほど嫌がらなくなり、いつしか「鼻吊り」は、メイド達の定番グッズになりました。 
   …猿轡マニアのS子は、自宅でくつろいでいる時、気に入った猿轡をし、時に鼻吊りもしているそうです。
   もっとも、外人顔で鼻の高いS子に、その必要があるとは思えませんが…。
   次に超幅広の、黒革首輪を締めてやります。 これだけの高さがあると、首輪というよりは、
   ポスチャー・カラー(姿勢強制首輪)と呼ぶべきでしょう。
   バックベルトをがっちり締められると、あごが完全に固定され、下を向く事はまったく出来ません。 
   そして幅広の赤革錠を、二の腕と手首にきつく装着し、施錠しました。
   これらの拘束具はすべて、N子が今日の「監禁の衣装」用にチョイスした物で、わずかな品数にもかかわらず、
   動きを封じるには充分でしょう。 7インチのボンデッジ・バレー・ブーツは、それ自体が拘束具なのですから。
       N子はこれらの拘束具を装着される間、バレー・ブーツを履いているにもかかわらず、よろける事なく
   無言で耐えていました。 しかし、ラバーの目隠しをし、低反発の耳栓を入れた時、それまで黙っていたN子が、
  「ウェンカクエメ?」  …聞き慣れない人には、何を言ったのか全く判らないでしょう、 …N子は、
  「ゼンケツゼメ(全穴責め)?」と、言ったのです。 N子がくわえているギャグは、見た目細いビット・ギャグ
   ですが、奥にU字型の舌押さえが付いているのです。 彼女が今までしゃべらなかったのもそのせいですが、
   私が目隠しと耳栓をしたので、驚いて聞いてきたのでしょう。
   …「全穴責め」とは、調教の最後に行われる事が多い責めで、女性の身体中全部の穴(目、耳、鼻は×2+
   3つの口)9つすべてを塞ぐ、充填責めの事です。  …メイド達は前後のシチュエーションにもよりますが、
   ほとんどこの責めで昇天してしまいます。  …N子はのっけから7穴塞がれていたわけです。
    …もっとも、口の猿轡はビット・ギャグですので、塞いだ事にはなりませんが…。
   いつもは目隠しと耳栓、鼻栓を、セットで同時に挿入するので、N子は勘違いしたのでしょう。
  『慌てるな! 全穴責めは S子が帰ってからだ。 お前の苦手な特大ボール・ギャグを咬まし、布ガムテープを
   ベッタリ貼付け、最後に鼻栓を詰めてやる! …それも片方の穴に2個ずつ、ギッシリ奥までなっ!』
  「あ〜…。」  …N子は、言葉による蹂躙が一番感じるのです。  …低反発の耳栓を鼻孔に挿入しても、
   十分息は出来ますが、吊った鼻孔は広がっているので、二個以上詰めないと充填できません。
   それでもやや息苦しい程度です。  …しかし、かなり醜い鼻になってしまいます。
  『本当に、いいのか? …20分、いや30分は来れないんだぞ!』  …コクリ、とうなずくN子。
  『天井からの鎖だけはよそう。 足元が見れないし、…危険すぎる!』  …激しくかぶりを振るN子。
  「アカヒボヒンギデ!(わたしを信じて!)」 …視覚を奪われ、後ろ手拘束のまま、左右にステップするN子。
   …今日のN子には、お披露目に対して揺るぎない決意が感じられます。 やむなく赤い鎖のカラビナを首輪の
     Dリングに取り付けました。 …そして後ろから支えるように、部屋の真ん中に誘導します。 
  「アイガコウアガタ。(ありがとう、あなた)」 …後ろ手に拘束され、首輪、目隠し猿轡された顔を私の方へ向け、
   小さくつぶやく妻は、あまりにも健気でした。 私は花瓶に差してあった、小さな花をかんざしとして飾り、
   軽く鼻にキスして、調教室をあとにしました。 そして急ぎ、S子の待つゲスト・ルームへ向かいました。
  
8)『歓迎ベルトで拘束されて』  …S子はこのところ、ラバーの幅広ベルトを各種サイズ、何本も持って来ます。
      私達は身体中を、ベルトで拘束することを「歓迎ベルト」と呼んでいます。
     彼女はバックルを締めるだけでなく、1本ずつ施錠されることを希望します。(かなり面倒なのです。)
      口を塞がれ、答える事が出来ない女スパイですが、私は適宜思いついた尋問をするのです。
     首を振ったり、うめき声しか返さなく、尋問官の問いに答えられないごとに、ナインテール鞭で
     鞭打つのです。 「レシピ」には、たえず執拗な鞭打ちを! と、赤丸で囲ってありました。
     
<N子の告白>
    ご私人様が、出て行ってから10分くらいたったかしら? 目隠しと耳栓をされているので、まるで時間の
   観念がないの。 目隠しのベルトがいつもよりきついせいか、眼球押さえで目がちょっと痛いわ。
   首輪に繋がった天井からのチェーンの遊びは、2歩近くあるはずです。  …でも心配症のご主人様は、
   倒れたらブザーが鳴るようにと、首の後ろに防犯ブザーをセットしたので、余裕は1歩以内でしょう。
   ほとんど動けない訳ですが、目隠し、後ろ手に拘束されていても、今のわたしならさほど難しくはありません。
   赤い革錠が二の腕に食い込んでいますが、いつもの事なので、さほど苦にはなりません。
   約2ケ月前、S子さんから「次回の調教日は絶対スルーしないでね! …すごいコルセットをお見せするわ。」
   というメールを受け取りました。 わたしはこれまでS子さんに対して、尊敬や親しみを持っていましたが、
   このメールにだけは、かなり嫌悪感を感じました。 
   …絶対スルーしないでね! と、いうフレーズに、プライドを傷つけられたと感じたのです。
   わたしは、ご主人様の妻として、またメイド/1号として、調教日にわたし自ら「監禁」を願い出て以来、
   一度も逃げたことはなかったのです。 それに、S子さんの性格は良く判っているつもりです。 …たぶん、
    S子さんは、単に特別なコルセットを入手したので、ぜひ私達に見せたいと思って書いたのでしょう。 
    …確かに一回だけ、S子さんの調教日にわたしがスルー(外出)した事がありました。 
   でもそれは、わたしの勤め先の同僚の、結婚式に出るためだったのです。 わたしはご主人様に、結婚後は、
   家庭に入るよう散々言われましたが、わがままを言って、勤めさせてもらっています。 
   でもそれは、週三日、一日5時間程度の、割と楽なパートです。 勤め先の社長さんからも、結婚後も、
   パートでもいいから、ぜひ手伝って。と、言われていたせいもあります。
   あっ、わたし、工学部を出て設計事務所で働いています。 それに、ご主人様が以前「コルセットのお店」に
   投稿して以来、わたしの写真しか載ってないのを、S子さん、ずいぶんくやしがったりして…。 
   それ以来、異常にコルセットにこだわるようになったと感じていました。 …まぁ、わたしも同じですが。
   ご主人様がわたしに内緒で購入した、黒革のコルセット。 彼の入浴中、こっそりあてがった事があります。
   フルクローズしてもまだ余裕はありましたが、とても素敵な締め心地とシルエットでした。 
   あらためて服を脱ぎ、素肌に締め直し、黒い革製ブラ、ビキニにピンヒール・パンプスを履きました。
   わたしは、ラバーはもちろん好きですが、革製品も、素肌に付ける感触がたまらなく好きでした。
   鏡に映ったキュートな自分をを眺めていて、何か足りないと思い、なめし革のロング手袋を思いつきました。  
   引き出しから出して、左の片方を付け終わり、もう片方に手を伸ばした時、
  『コラッ、何をしてる! どこにいったのかと思ったら…、 あっ、素肌に付けおって! 私はまだ1回もじかに
   付けてないというのに、なんてやつだ!』と、慌ただしくコルセットを剥がされてしまいました。 
   …オイタの罰に、おしりを2、3発ぶたれましたが、入り寝の習慣のご主人様は、さっさとベッドルームへと
      直行です。 …もう、せっかく革衣装をまとっているというのに。キツ〜い折檻を期待していたのに…。チエッ!
     でも、革はだんぜん、素肌に直接着るものですよねー。
   …きっと今度の調教で、S子さんは今まで以上に、張り合って来ると思いました。コルセットの話が出た以上
   彼女のことです。シュアーなトレーニングを積んで、魅力的なウエストを目指すに決まっています。
   わたしは3枚のラバー・コルセットを持っていましたが、バックルなどの付いていない、服に響かないものを
   選び、日中出来る限り着用して、コルセット・トレーニングしました。
   パートが終わったら、2時間ほどスポーツ倶楽部に行くのですが(ご主人様と出会ったのも、そこでした。)、
   今日の日に備えて、下半身の強化やバランスに重点を置いて、トレーニングしてきました。 
   また、パートのお休みの日はお屋敷にいるのですが、とても広いので、家事やお掃除するのが大変です。
   それにわたしに任されている、ラバーウェアやグッズのお手入れも、馬鹿に出来ません。 その合間に、
   今日着る「監禁の衣装」を想定して、練習を積んできました。 大好きな黒いラバーのキャット・スーツ、
   ご主人様お手製の貞操帯、ハーネスや首輪も、後ろ手の革錠以外すべて、「監禁の衣装」と同じものを
   身に付けて練習してきたのですもの。  …メイド/1号として、S子さんには絶対負けられないわ!
    特に今回の勝敗の決め手になるのは、ボンデッジ・バレー・シューズにあると、思っていました。
   私達の調教スタイルは、最初の頃こそ、1号のわたしがリードしていましたが、最近はあまり差がなくなって
   来たのです。お互い新しいウェアやグッズを入手した情報は、メールなどで交換し合っていますが、決め手に
   なる隠し玉は、その日まで秘密にするのです。 …今のところS子さんは、ボンデッジ・バレー・シューズは
   持っていないようでした。わたしは以前、ご主人様に見せていただいたBondage Cafe(とても美しいサイトです)
   で、 Jenna Lyte嬢が履いていたボンデッジ・バレー・シューズのあまりのキュートさが忘れられず、いつかは
   履いてみたいと思っていました。今回用に、ヒール高7.5インチのポイント・バレー・シューズと7インチの
   フェティッシュ・バレリーナ・アンクル・ブーツを買っていただきました。現在は円高なので、入手しやすく、
   また、セールも盛んに行われています。 ご主人様は、(Sub-Shop)で買いました。
    それでも当日になると、バレー・シューズを、隠し玉の一つと決めてきた気持ちが揺らぎました。
   全体の配色についてです。 …赤黒コンビのコルセットだけなく、足下にも赤を置いた方がいいのでは? 
   それには、今一番気に入っている赤いエナメルのニー・ハイ・ブーツだと思いました。 メタル・ヒールやボタン
  (フェイクではありません。)がとてもエレガントなの。でも、6インチのオックス・フォード・パンプスもいいわ! 
   どちらもS子さん専属? の赤色でしたが、そろそろ赤色は、 S子さんだけの色ではないことを、伝えなくてはと、
   思っていましたし…。
   でもそんな風に自縛し、後ろ手に両手を組んでスクワットなどをしている時、フッと、 …わたし、どうしてこんな
   堕落的なことをしているんだろう? と思う事がときどきあります。 広いお屋敷の中でひとり、破廉恥なボンデッジ
   衣装を身にまとい、汗を流しているなんて! …勤め先の同僚や世間の人は知る由もないのです。 <つづく>
  <ショップ情報> (http://www.sub-shop.com/index.aspx)
 
9)『メイド1番の美鼻』  …外人顔そのもののS子は、「鼻吊り」によって、一番美しい鼻顔を見せます。
      送気球によって、インフレイタブル・ギャグは、口いっぱいに広がってゴクンが出来ないのです。
      彼女自身、ふだん見慣れている鼻吊り顔も、よだれと同時だと、さすがに恥ずかしい様子です。
 
<N子の告白/Nつづき>
     シーンと静まり返ったお屋敷の中、月に1度は訪れる、真っ暗で静寂の時間。
   舌押さえの付いたハミのせいで、なんとかゴクリと飲み込む音だけが、やけに響く以外、何も聞こえません。
   特に今日は耳栓のおかげで、よけいな雑音が届かない分、いつもより早く回想と自問の世界に浸れました。 
    …そう、8年前、ご主人様に招かれてこのお屋敷にやって来た日。 …4度目くらいだったかしら?
   晩秋の夕暮れ時、おいとまする玄関脇の書斎の中で、突然手錠を掛けられ、ボール・ギャグに目隠しされて、
   しばらく放置されたのでした。…予兆はあったわ。3度目に訪れた時、<O>とか言う綺麗なフェテイッシュ本や
      欧米のボンデッジ本を、何冊も見せていただいて、カルチャー・ショックを受けましたけれど、決して
   いやらしいとか嫌いじゃなかったのです。ピカピカ光るラバーウェアを身にまとった、すばらしい肢体のモデル
   女性の美しさに圧倒され、となりに並んで見せていただいたご主人様に、
  「わたしもこんなウェアーを着たら、綺麗に見えるかしら? ボンデッジって、もうファッションですわね。」
   などと、熱く語ったのを覚えています。 …ふつう気がなければ、そんなことは言わないでしょうからね。
      あの日以来、乾いた布で水たまりを吸収するように、ラバー・ボンデッジの世界の虜になっていったわたし。
   ごく普通のセックスしか知らず、ボンデッジなんて、どこか別の世界の話と思っていたうぶな女が…、
   先生のご主人様も、舌を巻くほどの急成長ぶり。  …本当に充実していた半年でした。
    ちなみにご主人様は、プライベートでこそ破廉恥な趣味(あなた、ごめんなさい!)をお持ちですが、
   正業は、繊細な伝統技法を駆使する、とても硬いお仕事をなさっています。
   しだいに主従の関係以上に、ご主人様を慕うようになった、暮れのあの日、
  『君も1号だけでは物足りないだろう? …こんどメイド/2号を紹介してやろう。』  …ドッキリ発言です。
    …数日後、洒落たカラオケ店でご主人様といっしょに、謎の2号さん?を待っていました。
   その日のわたしは、街着にしては、精一杯のボンデッジ・ルックに努めました。 黒のオイリースキンの
   ジャケットに同じ素材のタイト・ミニスカート。網ストッキングに革のショート・ブーツと、オールブラックの
   出で立ちです。ジャケットの下は、これも黒いアンゴラ・タートルセーターに、黒革のブラも付けていました。
   下は、…ちょっと秘密です。 昼間にしては濃いめのメイクに、ご主人様お気に入りのポニーテール。
   そして首には、髪留めとお揃いの、黒革のボンデッジ風チョーカーまで締めていました。
   …やがて赤い塊?が入って来ました。 真っ赤な革のロングコートに、もっと鮮やかな赤い上下の革スーツ。
   タイトな膝下スカートからは、シャイン・ブラックのストッキングがのぞき、足下は6インチ・ヒールの
   これも赤いエナメルの、オックス・フォード・パンプスを履いたTさんが立っていました。(S子の苗字です。)
  「うそっ!  Tさんが、…メイド/2号さんなの?」 …スポーツ倶楽部でよくお見かけする、美しい外人さんで、
   輸入家具ショップを何店舗も所有する、女社長さんと聞いています。 談話室で時折、ご主人様とお話されて
   いるのを見た事がありました。 その時は、会社経営などの相談をされていると聞いていましたが…。
  「遅れちゃってゴメンナサイ。 …あらっ、メイド/1号のN子さん、今日はまた一段と決めてるのね。ウフッ。」
    …それを聞いて、私は足もとがガラガラと、くずれるような衝撃をおぼえました。 メイド/1号として、
   ご主人様に一心の寵愛を受けていたものと思ってきましたが、そうではなかったと気付いたからです。
  『メイド/2号を紹介してやろう。』と、ご主人様がおっしゃた時、わたしは冗談だと思ってました。
   それが冗談ではないと、知らされた事に加え、Tさんがわたしのことをメイド/1号と知っていたのに、
   わたしは Tさんのことを、何も気付かなかったのです。…わたしは捨てられたんだ! そりゃぁ、Tさんとわたし
   では格が違いすぎるけれど…。 バツ一同士、もしかしたら、と、淡い期待をしていたわたしがバカでした。
    …ああっ、今日で、半年近くの夢見るような日々は終わったのね…。   <つづく>
 
 <主人のコメント>
     20分くらい立った後、書斎に入ると、あたりはすっかり日が暮れて、真っ暗になっていました。
    一人掛けのソファーに座っているN子は、さっきの姿勢のまま、身じろぎもしていないようでした。
    明かりを点けると、目隠しから光が漏れたのか、うなだれていた頭を起こしました。
     目隠しをはずすと、眩しいのか、目をしばたかせています。穴あきギャグをはずす時、あふれた唾液が
    あごを伝って垂れ、それまでにも垂れていたのか、スカートに黒いしみを作っています。
    …慌てて手錠をはずすし、ティッシュを渡すと、無言で拭き取っています。 
    さらに足錠をはずす間も、N子は黙ってされるがまま、じっとしていました。
   「帰るかい?」に、…コクリと頷き立ち上がりましたが、無言でした。 …やはり、賭けは外れたようです。
    前回N子が来た時、私の趣味のさわりを勇気をもって見せたところ、期待以上の反応を示したのでした。
    それ以前にも、婉曲にSMの話をした際、興味を示したので、もしやと思って決行したのですが…。
    …焦り過ぎました。すっかり嫌われたようです。 …もう彼女は、2度と私に逢おうとはしないでしょう。
    相変わらず無言のまま、玄関で靴を履き終わった彼女ですが、振り向きざま、
   「あのう、…またお伺いしてもいいでしょうか?」 …頬をあからめ、はにかんだ声でいいました。
    …ヤッホー!!
  
10)『全穴責めの用意』  …メイドによって「全穴責め」に用いるグッズは、さまざまですが、
             S子は、このところ、インフレイタブル・ディルドーとブレス・コントロールを複合させた、
       ハードな責めの用意をして来ます。 3つ目の猿轡は「調教レシピ」に「最後の猿轡はこれよ。」
       と書いてあった、ごく普通の赤いゴム玉のボール・ギャグですが、直径5cmもある大玉です。
       これを口中深く噛ませたあと、生ゴム製の目隠しとハーフマスクで顔半分をマスクしました。
       耳栓をすると、7穴塞いだことになります。あとは恐怖のブレス・コントロールが待っています。
       レシピを見ても、このところ彼女の被虐度は、ますますエスカレートしています。
        2つ目のラバー製インフレイタブル・ギャグの内側が、これで判ると思います。
    
<N子の告白/つづき>
     公然とメイド/2号のS子さんが参入して来ましたが、ご主人様のわたしに対する態度は以前と変わらず、
   破局はわたしの杞憂に過ぎないようでした。 その後同じスポーツ倶楽部に通う、OLのY子さんもメイド/3号
   として加わり、3人もの奴隷女がご主人様に調教を受けるという、異常な様相になっていきました。
   3号のY子さんの加入は、調教内容がマンネリ化して来たご主人様の愚痴を聞き、もっぱらS子さんの主導で
   行われたのです。Y子さんは倶楽部内で知り合ったS子さんと、いつもいっしょにトレーニングしていた仲で、
   ずいぶんS子さんを慕っていました。しかし、そんな彼女(バツ一)のM性を見抜いたS子さんが、なかば騙して
   仲間に引き入れたのでした。 …もっとも、わたしも共謀したので、S子さんだけを非難できないのですが。
   そのいきさつは割愛しますが、現在Y子さんは、嬉々として参加していますので、結果オーライでしょうか。
    そう、Y子さんといえば、私達の披露宴のあいだ中、S子さんの「貴婦人服」を着用していたことでした。
   昼日中ホテルの披露宴会場で、おしゃれ着の下に、ラバーのフル・ファッションを着込んでいたんですもの。
   しかもS子さん愛用の、赤いラバーのダブル・ディルドー・パンティーまで、履かされていたなんて! 
    …あれには、さすがにご主人様も驚いていたわ。 
   その3日後にお屋敷で行われた、「真の披露宴」でのサプライズやハプニングの数々。 もう6年も経つのに、
   鮮明に覚えているわ。…詳しくは述べませんが、みな二つの披露宴を取り仕切った、S子さんの演出でした。
    …ああ〜、猿轡の舌押さえで、あごが少々痺れて来ました。 後ろ手に拘束された背中も、張ってきたので、
   左右にブルブル振ってほぐします。 下半身は、アヌス拡張栓を押さえ込んでいる、T字帯がきついのか、
   その部分が痛い以外は、まだぜんぜん平気でした。
    8年におよぶ主従会の、わたしを含めたメイド達との回想は、ほとんど楽しいシーンばかりです。
   もちろん、調教時の苦痛はいろいろありますが、それは一瞬で、やがては被虐の悦びに変わるのですもの。
    …でも、楽しい回想のあとに、いつも必ず繰り返しくりかえし、この自問に行き着いてしまうのです。
  「なぜ、あの時、あんな事を言ったの! 結婚後も主従会を続けてください? あんな事さえ言わなければ、
   こんな「監禁の衣装」なんて着なくても済んだはずよ! どうして、S子さん達にご主人様とセックスしても
   いいだなんて言ったの! なぜ、ご主人様を独占しなかったの? …結婚したら、それは当然の権利なのよ!
   S子さん達だって信じられない。って、言ってたのに。 どうして? …わたしの、馬鹿、ばか、バカ!」
  「…それは、何日もなんにちも考えたことでしょ?  …本当に朝から夜中まで、考えてかんがえたじゃない!
   …それが一番いい事だって。 …ご主人様の赤ちゃんを産めなかったのよ! それなのにご主人様は、
   S子さんでもY子さんでもなく、あなたを選んでくださったわ。  …それだけで、いいじゃない。 
   …それと、あなただって気付いてたはずよ。 結婚したらあなたはきっと、妻の座に居座ってしまう。って。 
   …前の結婚のみじめな末路を忘れたの?」  …まるでジキルとハイドのような、内なる声のわたし。
  「い〜え、忘れてなんかいないわ! たった、2年だったけれど、ひどい20台後半だったもの。
   …でも、ご主人様となら、きっとうまくいったはず。 …そうよ、わたしだけのご主人様でいれたのよ!」
  「そうかしら? …いくらあなたが勤めたって、ご主人様だって、いつかはあなたに飽きるわよ!」
  「ご主人様に限ってそんな事、考えられないわ。 ご主人様に限…」  …コツ、コツン、耳栓を通して、
   かすかに聞こえて来たヒール音に、わたしは現実に呼び戻されました。  …ご主人様達がやって来るわ!
    大きく深呼吸をすると、体勢を立て直しました。 重心をバレー・ブーツのヒールに乗せるように、
   両足をやや狭くした位置に決めると、内転筋に力を込めました。これで左右に小刻みにステップしなくても、
   しばらくの間は静止出来ます。  …ギィー。 コツン、コツ、コツン。  …お二人が入って来た!
   S子さんが、今日何を履いているかは判りませんが、きっと5〜6インチ・ヒールの赤いブーツかオックス・
   フォード・パンプスでしょう。  …ヒール音が真近で止み、おふたりが1メートル前後にいるのです。 
   ご主人様のスリッパの音とヒール音しかしないので、S子さんは、猿轡をされているのだわ!
   … S子さんのわたしを見つめる視線が、目隠しされていても判ります。 かすかに鼻息が感じられます。 
   あっ、そんな真近で見ないで!  …S子さんの体温が、ほほに感じられるほど近くに!
   …コツン、コツン。 やっと終わったのかしら? わたしの周りを2周もしたもの。 
   …カッ、カチャ。 あっ、首輪のDリングが?
  「あ〜、ご主人様、ありがとうございます!」 …じっと静止するのは、もう限界でした。
 
 <主人のコメント>
  ○調教室に入った時、20分前と同じく、N子が超然と立っているのを見た時、本当にホッとしました。
   足を滑らせて倒れた場合、ひもが外れてブザーが鳴るように、防犯ブザーを仕掛けておいたのですが、
   鳴った場合、駆けつける事は出来ても、必ずしも無事では済まないかもしれなかったのです。
   …もしもの事がなく、胸をなで下ろしたのでした。 またS子を外へ引き出す際、彼女に気付かれないよう、
   そっとN子の首輪から、赤い鎖のカラビナを外したのは、言うまでもありません。
  ○「貴婦人服」とは、最初それを見た時、『赤いラバーの貴婦人のようだ、』と私が言ったので、S子が以後
    そう呼んでいる装具一式のことです。披露宴の最中着用させられていたY子が、「鎧(よろい)みたい!」
    と言っていたように、名前の優雅さとは裏腹に、とてもハードなウェアーです。
 
11)『全ての動きを封じて』  …10)の『全穴責めの用意』の画像にあるように、彼女のレシピ通りに
      インフレイタブル・ディルドーで、ヴァギナとアヌスを塞いでやったのですが、
            S子は、歓迎ベルトで後ろ手に拘束されていても、なんとか動かせる両手で送気球を操作しました。
      器用に、両方のディルドーを交互に操作し、空気を送ったり抜いたりするのです。
      私は前回の調教の教訓から、送気球を操作出来ないようにする事を考えていました。 
      なぜならこのままにしておくと、たぶん、ものの数分でS子は昇天してしまうからです。
      今日は N子の「監禁の衣装」での、危険なお披露目があったため、前半のアプローチ
     (ゲストルームでの)を大幅に短縮しました。 通常2時間コースが、まだ半分強なのです。
      あまり短いと、たとえ昇天しても、あとで文句を言われかねないのです。 …特にS子の場合は。
       これはレシピにないアレンジで、私はポケットに「親指錠」を忍ばせていました。
 
      S子との出会いは、他のメイドと同じく、私達が通うスポーツ倶楽部でした。
   私は週に2度ほどのジム通いでしたが、ある月から、美人でスタイルの良い外人女性が目に付きました。
   そのうちに彼女は、外人顔をした日本人であり事が判り、談話室で休憩している彼女に、声を掛ける事が
   出来ました。S子のプロフィールは前述の通りですが、当時彼女は、売り上げの伸びない会社経営に
   悩んでいました。 S子はワンマンな女性経営者で、社内や周りに相談する者がいないようでした。
   関連のない赤の他人だからと安心したのか、ふだん社内では言えない愚痴を、あれこれ言ってきました。
   何度も聞いたり、アドバイスをしているうちに、かなり具体的な経営の相談をして来るようになりました。 
  「一度会社に来て。」と言うので、訪問すると、幹部やスタッフに私を紹介しながら、案内しはじめましたが、
   途中で報告に来たスタッフを、私の目の前で叱咤したり、自分より年上の男性幹部をあごで指図するのを見て、
   後日スポーツ倶楽部で会った際に、意見をしてやりました。 …部下に注意する時は、まず上司にする事。
   客や他人の前で叱咤しない事。社長でも、目上の部下には礼をわきまえる事。いくら有能な社長がいても、
   一人だけでは会社は成り立たない。つまり、スタッフ自身がやる気を起こさなければ、会社は伸びない事。
   給与、福利厚生を充実する事。スタッフがこの会社のためならと、思うような経営者になる事。など
   ふつう常識と思われる指摘をしました。(まぁ、判っていても、現実にはなかなか出来ないことですが…。)
    …S子はしかめっつらをしながらも、黙って聞いていましたが、
  「あなたのは、理想論ばかりじゃない? 一部には考慮に値する意見もあるけどね。」 …やはり偉そうです。 
  『そうかな? 視点を変えれば、あながち理想論ばかりではないと思うけどね。』
  「福利厚生を充実と言っても、経費が掛かるわ。 …それにウチのサラリーは、業界標準よ!」
  『そりゃあ経費は掛かるさ。でもこのままではじり貧だよ。 …また、サラリーの業界標準ではダメだよ。』
  「サラリーの上乗せなんて、とんでもないわ! あんな働かない連中、逆に下げたいくらいよ!」
  『はっ、はっ、はっ。 …だからダメなんだよ。 君はたしかに有能だけど、皆が皆君のような出来る者ばかり
   じゃないさ。 …要はいろいろな能力の者を、いかに最大限の力を発揮させるか、だろう?』
  「そんな夢のような事ができれば、世話はないわ。」  …S子はどうも、マイナス思考に偏りぎみです。
  『まず出来る事から、小さな事でもいいんだ。  …例えば、スタッフの誕生月にケーキを贈るだとか、
   慰安旅行を豪華にするとか、営業スタッフのガソリン代はもちろん、走行距離に応じて、報奨金を与えるとか、
   女性スタッフの制服を彼女達自身に選ばせるとか、ね。』 …彼女の会社で一番人数が多いのが、女性の営業
   スタッフですが、はやりの黒いスーツ・パンツでした。 …確かに動きやすく、機能的なのは判りますが、
   商品のコンセプト上、もっとフェミニンでやわらかい感じを出した方が、客受けすると思いました。
  『まぁ、騙されたと思って、半年持ち出しでもいいからやってごらん。 …きっと効果はあると思うよ。』
   …S子は気が強く頑固な女性ですが、利口な経営者です。 私のアドバイスを真剣に検討したようで、
   次々と新たな改革を発令し、実行したようでした。  …約3ケ月後のスポーツ倶楽部で会った時、
  「あなたのおかげで、本当に会社が良くなったわ!  …業績も上がったし、スタッフの士気もあがって、
   皆、目の色が変わったのよ。」 …にこにこ顔のS子です。   <つづく>
  
12)『ブレス・コントロールで昇天』  …調教の最終過程で「全穴責め」をよく行うのですが、
       鼻の充填は、低反発の耳栓や脱脂綿などを用います。若干の呼吸の余地を残しておくためです。
      しかし今回の調教では、S子の持参したアメ色の生ゴム製ハーフ・マスクを利用して、
      完全なブレス・コントロールを実施しました。10)の画像のように、鼻先を少し開けた場合は
      なんとか呼吸が出来ますが、ラバー・マスクを引き上げると、全く呼吸が出来なくなります。
       これは「レシピ」にはないアレンジでしたが、S子の様子をチェックしながら、ラバー・マスクを
      何度も上げ下げして、ブレス・コントロールを行いました。
 
<つづき>
  『そりゃあ、良かったね。 …君ならきっと、うまくやれると思っていたよ。』 …うれしい知らせに喜ぶ私。
  「本当に、あなたのアドバイスを受けて良かったわ! …あなたは会社の救世主よ。」  …大げさな。
  『なに、私はアドバイスしただけ。 …実行したのは君の才覚だろ。 見直したよ。』
  「それでね、今度お暇な時にまた、会社に来てくださらない? お願い!」 …S子が、お願い。と来ましたか。
   後日、訪問すると、私が来る事をスタッフ達は知らされていたらしく、前回、会ってもいないスタッフ
   までもが、にこやかに挨拶し、幹部達は諸手をあげて歓待してくれたのです。
  「みなさ〜ん、こちらがわたしの相談役のWさんよ! 我が社の変貌を導いてくださった恩人です。拍手!」
    …予想外の展開に、私はドウモ、ドウモと愛想笑いを浮かべるのが精一杯でした。
   確かにアドバイスはしましたが、わざわざ社外の相談役?の私を全面に出さなくても。S子は自分の功績
   として自慢していれば、社内での株も上がったでしょうに。 …真に礼を言いたかった事も事実でしょうが、
   今までワンマンとして君臨してきた自分も、他人の意見を取り入れる面も有る事を、社員に見せたかった?
   との見方は、ひねくれ過ぎでしょうか。何はともあれ良かったのですが、逆に、注目を浴びてしまったので
   今後は、気軽に訪れる事が出来なくなりました。 その後も、相談したい事があるというので、出向くと、
  「あなたなら、どっちのミスト・シャワーにします?」と言って、カタログを見せるのでした。 …聞けば、
   会社にもラバー下着を着て来るS子の、社長室に付ける、シャワー室の相談でした。
  『お前ねぇ、そんな事で私を呼んだのか?』 …すでにお前と、呼ぶような仲になっていました。
  「だぁ〜て、御主人様に相談しないといけないと思ったし、今度いつ調教していただけるか、電話では聞きづらい
   でしょう?」 …社員の前では絶対出さない、トーンと甘えた言い方です。
  『それじゃ、自分のだけではダメだな。社員用(男女とも)も同時に設置しないと、堂々と浴びれないだろ?』
  「なるほど。…痛い出費だけど仕方がないわね。 御主人様式福利厚生法ね。 …社員もきっと喜ぶでしょう。」
<主人のコメント>
  ○2度目のデートで、S子と高原へドライブに行きました。
   私は昼食後、ホテルの部屋に入るなりなり、ラバー・ウェア一式を見せ、着てみてくれないかとたのみました。
   彼女は、ドライブ+食事+プラスアルファ。 と思っていたようで、意外な展開にとまどっていましたが、
   やがて、好奇心の方が勝ったと見えて、裸になり、慣れない手つきでラバーウェアを着始めました。
   …ハイネック・レオタード、ロング・ストッキング、グローブを付け、最後に、フレアー・ミニ・スカートを
   履くと、自分でもプロポーションに自信があるのでしょう。  …ミラーの前で、ポーズを取っています。
    私はあらためて、光沢剤を全体に塗ってやり、5インチ・ピンヒール・パンプスを履かせました。
  「ス・テ・キ! ラバーがこんなに素敵だなんて。 ピカピカの黒ずくめのワタシ、 あ〜、酔ってしまうわ!」
    …ひとしきりラバー・ファッション・ショーを楽しんだS子を、型どおり、後ろ手に縛り、ボール・ギャグを
   噛ませたとたん、ブルッと震えた彼女はへたり込んでしまったのです。 …目付きはあきらかに被虐女でした。
    …私は遠い昔、S子自身が封印した感情を、解き放ってしまったのでした。
 
   画像:8)のシーンに戻ってしまいますが、 
    …N子のお披露目を見終わったS子を、地下の調教部屋に引き連れ、鉄板の張った床に正座させました。
   ゲスト・ルームで噛ませた、一つ目の革製ギャグをはずしてやります。革パネルの内側に張られたスポンジに
   よって、遮断されていた唾液があふれます。 ボールは白いラバーなので、口紅痕がべったり付いています。
   またスポンジは、前回見た時よりずいぶん年季が入っているようで、自宅でかなり使い込んだと思われます。 
   そして、この調教部屋についてですが、ドイツへ新婚旅行へ行った際、(ロマンチック街道のツアーでした。)
   2日間のフリーを利用して、メル友のイヴ嬢(フェテイッシュ・モデルです。)のお宅を訪問しました。 
   彼女の地下室には、調教部屋が作ってあり、それをほとんどそっくりに真似たのが、この調教部屋です。
   「調教レシピ」によると、出来るだけ多くの「歓迎ベルト」で拘束とあります。 私はその通りにしながら、
  『猿轡が少しはこたえたか? 女スパイめ!』  …女スパイごっこの続きをはじめました。
  「ワタシは何も知らないんだから。」 …S子は顎まで垂れたよだれを気にしながら、ちゃんと役をこなしています。
  『それでは、まず、お前の名前を聞いておこうか。 …いつまでも、女スパイでは尋問しにくいからなっ。』
  「名前? 名前ぐらいなら答えてあげてもいいわ。 …エ〜と、サ、サトリーヌよ。そう、サトリーヌ。」
  『サトリーヌだと? ふざけおって。お前はドイツの女スパイじゃなかったのか?』 …名前の一部です。
  「そうか、サトリーヌはまずいわね。 …それじゃぁ、イブリンよ」  …メル友の名前じゃないか。
  『それじゃぁ、イブリンだと?。 …ふん、それも本名かどうかあやしいものだ』  …施錠しながら続けます。
  「本名よ間違いなく。信じて〜、看守さんお願〜い。」  …上目使いに、今度は色仕掛けで来るようです。
  『私は看守じゃない! この研究所の所長だ』  …最後のベルトを腿とブーツに通して、施錠します。
  「エッ、看守さんじゃなく、所長さんなの? 何の研究所?」  …S子はアドリブに着いてこようと必死です。
  『ふっ、…しらばっくれて。 よ〜し、そんなに愚弄するなら、お前の仲間がどうなってもいいのだな?』
  「仲間? …仲間なんていないわ! ワタシは一人で潜入したんだもの。」  …それらしく言っています。
  『ふん、お前達はなかなかの役者ぞろいだ。さっき吊るした女を見ても、お前達は目配せしなかったからな。』
  「エッ、あの子? あんな女知らない。もし仲間だとしても、あんな無様に吊るされないわ。」  …オイオイ。
  『よ〜し、そこまでしらを切るなら、あの女をぶっ飛ばすとしよう。 いいのだな? …お前も見たと思うが、
   リモコン操作の爆弾が、首の後ろに仕掛けてあるのだ!』 …例の防犯ブザーをS子も気付いていました。
  「やれば! 彼女ならそれくらい切り抜けるわ!」 …何か首に付いていると思ったけれど、何なのかしら?
  『それみろ、仲間と認めたじゃないか! 喋らないなら、あの女に聞こう』  …ラバー・ギャグを噛ましました。
 
番外)『お散歩/続き』  …「コルセット着用者の声」に投稿した、朝の散歩の下半身です。
      ここ数年、約2週間ほどの長期休暇を取り、S子の所有する山荘に滞在するのが年中行事となっています。
     食品の買出しにたまに外出する以外、訪問者もいない山荘なので、私達はずっとこもっています。
     読書、音楽、DVDと、私達は趣味がほとんど一致するので退屈しません。
     その間N子は一日中、ラバーウェア(ほとんどは黒いキャットスーツです。)を着用しています。
    (入浴時以外、就寝時もです。) ですからあの写真は、朝食前にメイクだけして外に出たのでした。
     最近判ったのですが、妻はS子に劣らずラバー・フェチなのを、私に隠していました。
     
   画像:11)のシーンにふたたび戻ってしまいますが、

   …親指錠を掛け、送気球をいじれないようにすると、S子はいらだったように頭や身体を震わせましたが、
 
   やがてどうにもならないと判ると、おとなしくなりました。 …私はそれを見極めて、調教部屋を後にしました。

   …真上にある、一階のN子のところに戻ると、彼女は床にクロマグロのように横たわっていました。
 
   目隠し、幅広首輪と唾液まみれのハミをはずしてやると、目をしばたかせながら、ほっと息を吐き出しています。

  『大丈夫だったか?』 …あれから30分以上は経っていたはずでした。

  「はい、おかげで楽々していました。」 …顔にはメイド/1号として、大役を果たした安堵感がただよっています。

   私はさらに、二の腕と手首に食い込んでいる革錠をはずしながら、

  『S子のラバー・コルセットを見たいか?』 …長時間の拘束で、痛めつけられた肩を、揉みほぐしながら聞くN子。

  「もう調教は終わったのですか? コルセットはラバーだったのですね?」 …メイドの衣装は、
 
     普通「監禁の衣装」をお披露目する際、お互いに確認し合うのですが、今日のN子は目隠しされていたのでした。

  『いや、「全穴責め」一歩手前で、身動き出来ないようにしてある。』

  「えっ! そんなことしていいんですか? 」 …メイドの調教中、N子は調教部屋に入る事はありませんでしたし、
 
     メイド達も、N子に調教姿を見られることを嫌がっていたからです。
 
  『今日はお前は一方的に見られっぱなしだったし、がんばったからな。 …それにS子とのやりとりで、お前は、
 
     潜入したスパイ仲間という事になっている。だから登場してもいいわけだ。 …まぁこれも主人の特権だよ。』

  「大丈夫ですか? …S子さん、怒らないかしら?」 …N子は女どうし、S子の羞恥心を心配しています。

  『たぶんな。 …まぁ、いつまでもタブーでもあるまい。 …変化はいつだって訪れるんだ。』

  『さぁS子が待っている。 …口を開けるんだ!』  …ビット・ギャグの替わりに、大玉のラバー・ボールを噛ませます。

  「あぐっ、うっ。」 …いつまでたっても、N子はこの大玉・ギャグが苦手です。 私はかまわず奥まで押し込み、
 
     スナップ・ボタンを止めると、上から赤い布ガムテープを左右、斜め、さらにあごまでも覆うように貼付けます。
 
     次に両手を前で組ませ、赤い革錠で拘束しました。幅広首輪はしません。 …いくらN子がボンデッジ・
 
     バレーブーツに慣れてるからとはいえ、首輪をしたまま階段を歩かせるのは危険だからです。 

     サイドで支えるようにして、調教部屋に戻りました。 …耳栓をされていても、ヒール音が聞こえたらしく、
 
     N子まで入室したのを察知したS子は、ギョっとしたようでした。 アメ色ラバーの、ハーフ・マスクで覆われた
 
     頭を激しく振って、何か喚いています。

  『仲間の女スパイを連れてきてやったぞ! …お前の替わりに、この女を尋問するとしよう。』

  「ウウウムムイ!」  …きっとN子に、見ないで! とか言っているのでしょう。

   …そんなS子の姿態を、顔半分ガムテープで覆われたN子は、まじまじと見つめています。

   …私はN子を脇に立たせたまま、S子の「全穴責め」の仕上げの取りかかりました。

   左手でS子の頭を押さえながら、鼻に掛かったハーフ・マスクを引き上げます。

   私の突然の行動に、パニクったS子は逃れようと顔をバタつかせましたが、ガッチリ押さえ込んでいるので、
 
   どうしようもありません。

  「ウムムムム!」 …ころ合いを見てマスクを少し下げると、呼吸を求めて激しく鼻を鳴らすS子。 

   また上げます。 …交互にラバー・マスクを下げ上げしながら、ナインテール鞭を浴びせました。

   私はやがてクライマックスを迎えた、S子の戒めを解くのに夢中になってしまい、うっかり、N子の事を
 
   忘れていました。 結果、N子の「全穴責め」はお預けとなり、S子の帰宅後、妻は口をきいてくれませんでした。
 

 
13)『調教が済んで』 …「全穴責め」のブレス・コントロールと鞭打ちを交互に織り交ぜることにより、
       最近になく激しいけいれんとともに、昇天したS子。 つかの間、本当に失神してしまいました。
       …後で聞いたところ、N子が闖入してきた時、恥ずかしくて仕方なかったのが、やがてN子に
       見られてることでより、被虐感が増加したそうです。 次回、他のメイドにも試そうと思います。
        ほとんどのいましめを解き、いつも同様、使用グッズ類をまわりに並べてやります。
       アメ色の目隠しとハーフ・マスクは、汗と唾液でぐっしょり重くなっていました。
       あれほど綺麗だったたメイクも、汗とよだれですっかり剥がれてしまいましたが、
              S子はいつになく、満足しきった表情を浮かべていました。 
        「鼻吊り」がきつかったようです。 額と鼻に吊り痕がくっきり、残ってしまいました。 
       これでは2時間くらいは消えないので、夕食はN子といっしょに、作ってもらうことになりました。
  
<エピローグ>
    長文にわたる「調教手記」と「告白文」におつき合いいただきまして、ありがとうございました。
   プライベート・ライフとはいえ、あまりにも赤裸々な内容につき、当初公開を躊躇しました。
   しかし、これで私達主従のセクシャリティーを、少しでもご理解いただけましたら、さいわいです。
 
    この手記のアップ前に、妻N子とS子には全文を読ませました。実は二人には、N子の「調教の衣装」の
   シーンを元にした、告白文を書くように言ってあっただけでした。
     …数日後、S子が訪ねて来たのですが、その時の模様を簡単に報告しておきます。
  
   …西日が掛かる書斎のソファーに、N子とS子とは向かい合って座っていました。
   S子:「N子さん、あなたの告白文読んだわ。 …6年前、あなたが会の存続と、御主人様とのアレをOKするって
     言った時、不思議でならなかったの。 ワタシなりにいろいろ考えたけれど、どうしても割り切れない
     ものがあったの。 …でも今は、まだ全部じゃないけれど、あなたの気持ち、苦しさが判った気がするわ。」
   N子:「………」  …下を向いたまま、両手で自分の肩を抱くN子。  …目元がうるんでいます。
   S子:「ごめんなさいね、N子さん。ワタシもY子さんもあなたに甘えすぎてたみたい。…どうか私達を許してね。」
        N子は、泣き出してしまいました。 S子は立ち上がり、N子のとなりに行き、しゃくりあげるN子の肩を
       抱いてなぐさめています。 私は席をはずしていましたが、二人の声が聞こえる隣間から見ていました。
      …約30分ほど、二人は小声で会話していましたが、ほとんどはS子が話しているようです。
      やがて、 N子も落ち着いたのか、S子の私を呼ぶ声がしました。 …二人のもとへ行くと、
   S子:「御主人様、…2階のゲスト・ルームとN子さん、しばらくお借りしてもいいかしら?」
   主人:『うん? …オッ、おう、いいとも。』  …すばやくN子を見ましたが、小さく頷いています。
      一瞬、 S子の申し出の意味が判りませんでしたが、すぐに彼女達の雰囲気に気付きました。
 
     …約1時間半後、二人は静かに降りて来ました。二人ともいくぶん、頬が上気しているようにも見えます。
    書斎で読書(内容はほとんど判りませんでした。)していた私も、妻と並んでS子を見送りました。
    玄関でブーツを履くS子の背中を、妻はやさしい眼差しで見つめています。 
    彼女はプライベートでも、ごく普通にフェティッシュ・シューズを履くのです。
    5インチ・ヒールの、真っ赤なショート・ブーツを履き終わったS子は、振り向いて、
    S子:「N子さん、ワタシ、詫びは入れたわ。 …だから今度の調教日には、絶対負けませんからね! 
      …くるりときびすを返したS子は、足早に門の外に消えました。 …カッ、カッ、カッ、カッ。 
   N子:「うそっ!」 …しばし呆然と、遠ざかるヒール音を聞いていたN子は、
      「もう! わたしだって、あなたには、絶対負けるもんですか!」と、いきまくN子の肩を叩き、
   主人:『ハッ、ハッ、ハッ。 …あれは S子の照れかくしさ。 ちょっと、お前をからかっただけだよ。』
    N子:「そ、そうですよね。 …そうに決まってるわ。」 …すぐに納得し、平静を取り戻したN子でした。
   主人:『ところで、…2階で何をしていたんだい?』  …さっきから気になって、仕方がなかった事でした。
    N子:「えっ、…それは、秘密です。」 …すうっと私から離れましたが、頬がまた赤らむのは見てとれました。
   主人:『調教室でギチギチに拘束して、尋問してもいいんだよ!』 …判っていても、直接聞きたいのです。 
    N子:「いくら責められたって、わたしは、ぜえっ〜たい口を割りませんからね。』  …私が本気でないことを
        知っているN子は、おちょけた口調で手をひらひらさせながら、笑って駈けて行きました。
   主人:『よ〜し。』 …これで次回、S子との寸劇の題材は決まりました。


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                                     Naoko
                                _ _
 
 
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